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投球理論
【2021年】球速アップのメリットとは?データからその重要性を再確認!
多くの投手が投球の軸としている4シームは、実は最も失点のリスクが高い球種であることがわかっている。しかし、同じ4シームでも様々なタイプがあることは言うまでもないだろう。特に球速は、ドラフト前などによく耳にする「MAX150キロ」のように、投手の評価で使用される最も一般的なデータだ。そこで今回は、球速に焦点を当て、投手にとってのその重要性を改めて考えていく。
参考:【2021年】4シームはリスクが高い?最新データから球種別の特性を探る
球速アップで長打のリスクが減少!
まず、「球速と安打率」そして「球速と長打率」の関係をみていく(図1・2)。安打に関しては、球速との関係が小さいことがわかる。単純に、球速が速いからといって安打を防ぐことができるわけではないようだ。対して長打については、球速が増えるにつれてその発生割合がわずかに減少傾向にあることがわかる。つまり、球速が速い投手は、長打を打たれるリスクが比較的少ないといえるだろう。
2019年、2020年のデータを分析
Baseball Geeks編集部