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プロ野球

【パ・リーグ】6月のポジション別OPSを分析!多くのポジションでハイレベルな争い!



目次
オリックスの左翼手が全体トップを記録!
ほとんどのポジションで調子を上げたロッテ!
今後順位はどう変わる??

早いもので、前半戦も残り10日ほどで終了する。前回のセ・リーグに続き、今回はパ・リーグの6月まで(6月23日時点)のポジション別OPSをみていく。そして、それぞれのチームと注目選手を紹介するとともに、この1ヶ月でどのように変化したのか振り返る。
参考:【セ・リーグ】6月のポジション別OPSを分析!阪神は指名打者をうまく活用し首位を継続!

オリックスの左翼手が全体トップを記録!

まず、Aクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表1)。
1位のオリックスは、左翼手・右翼手がリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは、吉田正尚(左翼手)・杉本裕太郎(右翼手)だ。特に、左翼手は全ポジションでナンバーワンのOPSを記録しており、オリックスの強みといえる。一方、二塁手・中堅手は弱点となっている。ただ、先月よりも数字は上がっており、今後も調子が上がっていくことに期待できそうだ。
参考:【パ・リーグ】5月のポジション別OPSを分析!西武が3ポジションでトップを記録!

表1 パ・リーグのAクラスのポジション別OPS(6月23日時点)

2位の楽天は、三塁手のOPSがリーグトップだ。主に出場しているのは茂木栄五郎で、先月より数字を伸ばしている。開幕から3か月間リーグトップを維持しており安定感は抜群だ。また、先月弱点として挙げた右翼手は、先月よりも0.1以上数字を伸ばしている。主に出場しているのは岡島豪郎だ。これから調子がさらに上向いていくことに期待したい。一方、5月までリーグトップのOPSを記録していた二塁手は0.1ほど数字を落とした。主に出場しているのは浅村栄斗だ。ロッテの中村奨吾との熾烈なOPS争いを開幕から繰り広げていたが、今月は中村が勝利を収めた。

3位のソフトバンクは、中堅手がリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは柳田悠岐だ。十分な成績ではあるが、先月よりも0.1近く下がっており、柳田ならもっと!と言いたいところだ。ウィークポイントは先月と変わらず遊撃手だ。オリックス・楽天の打者が好調のため、首位奪回のためにはチーム全体で打力が向上することが求められる。

ほとんどのポジションで調子を上げたロッテ!

次に、Bクラス球団のポジションごとのOPSをみてみる(表2)。
4位のロッテは二塁手・遊撃手がリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは中村奨吾(二塁手)・藤岡裕大(遊撃手)だ。ロッテの特筆すべき点は、三塁手を除くすべてのポジションで先月よりもOPSが上がっているところだ。OPSが大幅にリーグ平均を下回るポジションもなく、打線に大きな穴がないのも良い点だ。これから調子を上げ順位も上がっていくことに期待できるのではないか。

表2 パ・リーグのBクラスのポジション別OPS(6月23日時点)

5位の西武は、先月に続き捕手・一塁手がリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは、森友哉(捕手)・山川穂高(一塁手)だ。両ポジションとも先月から0.1ほど数字を伸ばしており、復活しつつある山賊打線をけん引している。一方、先月よりは数値が上がっているものの、外野手のOPSは全体的に低い。主に出場しているのは、栗山巧・岸潤一郎・愛斗・金子侑司らだ。優勝を目指す上でこれらの選手の更なる奮起が不可欠だろう。

6位の日本ハムは指名打者のOPSがリーグトップだ。主に出場しているのは王柏融や近藤健介で、開幕から好調を維持している。それ以外は、青いポジションが目立ち打力が劣っていることが見て取れる。実際に、平均得点もリーグ最下位となっており、得点力不足は深刻だ。交流戦では投手の打撃が好調で、捕手のOPSを上回るという珍事も発生した。なんとか、打力向上の糸口を見つけてもらいたい。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~6月編~

今後順位はどう変わる??

今回は、パ・リーグの6月のポジション別OPSをみてきた。先月から順位は大きく変動し、より混戦になっている。前半戦終了まであと10日ほど。後半戦にいいスタートを切るためにも、一つでも上の順位で前半戦を終えることは大切だろう。順位の変動に注目だ。

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Baseball Geeks編集部