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プロ野球

【セ・リーグ】7・8月のポジション別OPSを分析!激戦首位争いヤクルトの3選手に注目!



目次
ゲーム差が小さい大混戦のAクラス
5位浮上のDeNA
熾烈な順位争いに目が離せない!

9月に突入し、今シーズンも残り少なくなってきている。3位ヤクルトと首位阪神のゲーム差は3.5となっており、首位をめぐって熾烈な戦いが繰り広げられている。
今回は、セ・リーグの「開幕から8月30日まで」と「7月1日から8月30日まで」のポジション別OPSから、それぞれのチームと注目選手を紹介するとともに、オリンピック中断期間を挟んだこの2ヶ月でどのように変化したのか振り返る。
参考:【セ・リーグ】ポジション別OPSから各球団のウィークポイントを分析!

ゲーム差が小さい大混戦のAクラス

まず、Aクラス球団のポジションごとのOPSをみてみよう(表1)。
首位の阪神は、一塁手でリーグトップのOPSとなっている。ポジション別OPSでリーグで唯一OPS.900を超えている。主に出場していたのはジェリー・サンズだ。阪神は現在、外国人選手が絶好調だ。オリンピック後に調子が良かったロハス・ジュニア(左翼手)や、今シーズン好調を維持しているジェフリー・マルテ(一塁手)らがおり、阪神は良い意味で起用に悩む嬉しい誤算だろう。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~7・8月編~

表1 セ・リーグのAクラスのポジション別OPS。上段は開幕から8月30日まで、下段は7月1から8月30日までのデータ。

2位の読売は、遊撃手がリーグトップのOPSを記録している。主に出場しているのは、オリンピックでも活躍した坂本勇人だ。今シーズンは、ケガによる離脱があったがオリンピックでの金メダルに貢献し、その勢いのままシーズンの再開に入った。優勝するには、不可欠な存在だ。
一方で、7・8月のOPSは、多くのポジションでリーグの中でも低い値を記録してしまっている。特に、一塁手が低いOPSとなっている。この期間、主に出場していたのはゼラス・ウィーラーと中島宏之だ。8月末に、日本ハムから中田翔を獲得し、どのように読売打線が変化するのか注目だ。

3位のヤクルトは、二塁手・三塁手・中堅手の3つのポジションでリーグトップのOPSだ。主に出場しているのは、山田哲人(二塁手)・村上宗隆(三塁手)・塩見泰隆(中堅手)だ。開幕時から好調を維持している。山田と村上は、打点と本塁打でリーグトップ3に入っており、ヤクルトの打撃の中心だ。
現在、首位阪神から3位ヤクルトまでのゲーム差が小さい混戦状態。優勝争いに大注目だ。

5位浮上のDeNA

次に、Bクラス球団のポジションごとのOPSをみてみる(表2)。
4位の中日は、捕手でリーグトップのOPSを記録した。主に木下拓哉とアリエル・マルティネスが出場している。今シーズン、打線の不調がチームのウィークポイントとなっている。ダヤン・ビシエドが残りシーズン好調を維持することができるか。また、高橋周平の復調が今後残りの試合で注目のポイントだ。

表2 セ・リーグのBクラスのポジション別OPS。上段は開幕から8月30日まで、下段は7月1から8月30日までのデータ。

5位は最下位から脱出したDeNAだ。左翼手でリーグトップのOPSを記録している。主に佐野恵太が出場している。佐野はシーズンを通して好調を維持しており、打率がリーグ3位となっている。また、7・8月のポジション別OPSでは、多くのポジションで好調だった。現在、打率リーグトップ3が3人ともにDeNAの選手となっている(1位タイラー・オースティン、2位桑原将志)。順位をあげた勢いを今後も続けていくことができるのか注目だ。

6位は広島だ。右翼手でリーグトップのOPSを記録している。オリンピックで活躍した鈴木誠也が主に出場している。6月は、調子を落としていたが7月に入り絶好調だ。広島は、坂倉将吾や小園海斗ら若手が後半戦絶好調だ。また西川龍馬、菊池涼介らも好調を維持しており、Bクラスの順位変動に大注目だ。
参考:【プロ野球】OPS日本代表U-23を発表!若手の躍進はどこまで続くのか?

熾烈な順位争いに目が離せない!

今回は、セ・リーグの7・8月のポジション別OPSをみてきた。オリンピックによるペナントレース中断期間を経てさらに順位争いが熾烈を極めている。特に優勝争いに注目が集まっている。今後のセ・リーグに大注目だ。

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Baseball Geeks編集部