【CS2021】今シーズンのロッテとCS注目ポイントを紹介!
最後まで熾烈な優勝争いを繰り広げたものの、67勝57敗19分で惜しくも2位でシーズンを終えたロッテ。本日6日、いよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。そこで今回は、ロッテの今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。
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【投手編】CS初戦の先発パ・リーグ最年少となる佐々木に期待!
まず、先発投手についてみていく(表1)。
本日のクライマックスシリーズ初戦は、つい先日20歳の誕生日を迎えた佐々木朗希が先発予定だ。楽天に対して防御率1.35と相性は良く期待できそうだ。また、対オリックスの防御率も1点台であるため、ファイナルステージに進出できた場合も目が離せない。2戦目は、今シーズンのロッテで唯一規定投球回に到達したのは小島和哉が登板予定。小島は10月27日の楽天戦でも6回1失点の好投をみせておりこちらも期待がかかる。
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リリーフ投手についてみると、益田直也、佐々木千隼、小野郁らが多くの試合に登板していた(表2)。特に益田の67試合というのは今シーズンのパ・リーグで最多。38セーブも2位の平野佳寿(オリックス)に9差でダントツの1位であり、今年で10年目の鉄腕の安心感は抜群だ。2016年のドラフト1位の佐々木は、54試合に登板し防御率1.26という抜群の成績を残し、飛躍の1年となった。優勝を逃したが27日の楽天戦で決勝点を許した悔しさをバネに、CSでは躍動してほしい。
【打者編】ベテラン荻野貴司がカギ!
次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、一塁手・二撃手・中堅手を筆頭に全体的に赤く、多くのポジションでプラスを作ることができていたことがわかる。二塁は中村奨吾が主に出場しており、開幕から楽天(主に浅村栄斗が出場)と熾烈なOPS争いをしていたが、中村に軍配が上がった。一塁手はブランドン・レアード、中堅は藤原恭大、荻野貴司らが主に務めた。マーティンが9月に自打球で右足を骨折し万全でないのは痛手だが、自慢の打力で打ち勝ちたい。
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3位の楽天に対して相性がいいのは、中村奨吾(OPS1.037)、レアード(OPS1.021)、荻野貴司(OPS0.909)らだ。特に荻野は、対戦可能性の高い則本・岸・田中のいずれの投手に対しても今シーズンのOPSが0.900を超えており、活躍に期待がかかる。また、1位のオリックスと相性が良い選手としては、打席数はすこし少ないが岡大海(OPS1.027)が挙げられる。
先ずはファーストステージ突破へ!
ここまで、ロッテの今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は、3位楽天とは15勝9敗1分、1位オリックスとは10勝10敗5分。楽天との相性は良いため、まずはファーストステージを突破し日本シリーズへの切符をつかみたい。
Baseball Geeks編集部