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MLB

【MLB2021】一塁到達タイムとスプリントスピードから注目選手を紹介!



目次
大谷翔平が3位にランクイン!
スプリントスピード1位はターナー!
メジャーの韋駄天に注目!

開幕して2か月が経とうとしているメジャー。前回は、打撃について注目選手を挙げた。今回は走塁編ということで、「一塁到達タイム」と「スプリントスピード」についてランキングにまとめた。メジャーのスピードスターは一体誰だ!
参考:【MLB2021】指標「バレル%」から注目打者を紹介!

大谷翔平が3位にランクイン!

まず、平均一塁到達タイムについてみてみよう(表1)。一塁到達タイムが速いほど、内野安打やセーフティーバントが狙いやすいといえる。また、左打席のほうが一塁に近いため、左打者のほうが速い傾向がある。
参考:一塁に近いから左打者のほうが有利であるというのは正しいのだろうか?

1位となったバイロン・バクストン(ツインズ)は2015年から2019年まで5年連続、平均一塁到達タイムが1位であった。しかも右打者だというのだから驚きだ。バクストンはメジャーで3度のランニングホームランを記録しており、これは現役選手としては最多である。好調な打撃とともに、とんでもない俊足からも目が離せない。

表1 平均一塁到達タイムランキング(5月18日時点)

2位のティム・ロカストロ(ダイヤモンドバックス)は2017年のメジャーデビューから2021年の4月まで盗塁を29回連続で成功させ、デビューからの連続盗塁成功のメジャー記録を打ち立てた。また、ロカストロは死球の多い選手としても知られている。2019年は250打席で22個の死球を受けている。今シーズンもすでに4個の死球を記録しており、自身の走力を活かすために死球になってでも出塁する姿勢に注目だ。

3位には大谷翔平(エンゼルス)がランクインした。剛速球やホームランの印象が強すぎるあまり陰に隠れがちだが、足の速さもメジャートップレベル。やはり大谷は、規格外な選手が多く集まるメジャーの中でもトップクラスの身体能力を持っているといえそうだ。
参考:大谷翔平は投打で最速!記録ずくめの今季初登板&二刀流をデータで分析

スプリントスピード1位はターナー!

次に、スプリントスピードのランキングをみてみよう(表2)。スプリントスピードとは、走塁時の一番速い1秒間をトップスピードとして抽出した数値のことだ

1位に輝いたのは2018年の盗塁王トレイ・ターナー(ナショナルズ)で、9.39(m/秒)だ。100メートル走のタイムに換算してみると、10.64秒という速さになる。2020年は足の速さをいかんなく発揮し、リーグ2位の12盗塁、リーグトップの4本の三塁打を放った。そして今シーズンも、ナ・リーグ2位の7盗塁(5月18日時点)と盗塁王の有力候補となっている。

表2 スプリントスピードランキング(5月18日時点)

2位のロカストロは、先ほどの一塁到達タイムランキングにも名を連ねた選手だ。

3位はダルビッシュ有の同僚ホルヘ・マテオ(パドレス)で、昨年の8月13日にメジャーデビューしたばかりの選手だ。マイナーで2015年に36盗塁、2017年に52盗塁を記録た俊足をメジャーの舞台でも披露してほしい。

ここで日本人選手についてみると、大谷は22位、秋山翔吾(レッズ)は108位であった。

メジャーの韋駄天に注目!

今回は、一塁到達タイムとスプリントスピードについてみてきた。陸上選手顔負けのスピードで走る彼らは迫力満点であり、またそれをアウトにすべく全力でプレーする守備も見応えのあるものになっている。今シーズンもメジャーの韋駄天たちがどのような活躍を見せてくれるのか注目したい。

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Baseball Geeks編集部