Geeksウェビナーの詳細はこちら

詳細



1 件
MLB

【MLB2022】前半戦振り返り打者編!アルバレスが絶好調!



目次
今シーズンもスタントンの打球速度は健在
ハードヒット率もアルバレスがトップ
今シーズンの打撃タイトルは誰の手に?

メジャーではオールスターも終わり、後半戦が始まっている。オールスターには大谷翔平(エンゼルス)が2年連続で指名打者と投手の2つのポジションで選出され、日本での注目度は今年も高かっただろう。今回は、今シーズンの前半戦を振り返り、後半戦で注目すべき選手を紹介していく。
参考:【MLB2022】前半戦振り返り投手編!支配力を魅せるメッツ・ディアスのスライダー

今シーズンもスタントンの打球速度は健在

最高打球速度ランキングは今年もスタントンがNo.1

まず、最高打球速度のランキングをみていく(表1)。
1位に輝いたのは、昨年と同じくジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)だ。打球速度は驚異の192.8キロを記録した。スタントンは、この打球速度を2度記録している。1度目は5月3日に放った内野ゴロだ。その打球速度の速さでエラーを誘った。2度目は6月11日にマット・スワーマー(カブス)から放った本塁打だ。後半戦で自身の記録を更新することはあるのだろうか。
参考:【MLB2021】前半戦振り返り打者編!スタントンが1位を独占?!

表1 最高打球速度ランキング(7月14日時点)

150打席以上の選手を対象

2位には191.7キロで大谷翔平がランクインした。記録したのは、4月10日にホセ・ウルキディ(アストロズ)から放った二塁打だ。開幕直後は低調であったものの、ここまでに20本の本塁打を放っており、大谷の凄さは今シーズンも健在だ。

3位にはスタントンの同僚、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が190.5キロでランクインした。記録したのは6月23日にフランバー・バルデス(アストロズ)から放ったセカンドゴロであった。ジャッジはすでに36本塁打を放っており、ア・リーグ本塁打ランキングで独走を続けている。2017年にはシーズン52本塁打で本塁打王に輝いているジャッジ。5年ぶりのタイトル獲得に期待がかかる。
参考:MLB2017年打者ランキング~怪物ジャッジの打球速度は?~

平均打球速度ランキングNo.1はアルバレス

次に、平均打球速度のランキングをみてみよう(表2)。
1位は、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)で154.5キロだった。ここまで、打率329、28本塁打、65打点(それぞれア・リーグ8位、2位、3位)という素晴らしい成績を残している。右手の炎症で負傷者リスト入りし、オールスターには出場を辞退していたが、すでに復帰している。後半戦でのさらなる活躍に期待したい。

表2 平均打球速度ランキング(7月14日時点)

2・3位には最高打球速度でもランクインしていたスタントンとジャッジが名を連ねた。ヤンキースは今シーズン、ア・リーグ東地区で独走状態を続けている。スタントンとジャッジがキーマンとなっているのは間違いないだろう。今シーズンもヤンキースのこのコンビは最強だ。

ハードヒット率もアルバレスがトップ

最後に、ハードヒット率ランキングをみてみよう(表3)。ハードヒットとは、打球速度が95マイル(約153キロ)以上の打球だ。
1・2位には、打球速度のランキングにもランクインしたアルバレス・スタントンらがランクインした3位には、J.D.デービス(メッツ)がランクインした。2019年には410打席に立ち、打率0.307という好成績を収めたが、その後は怪我に苦しみ思うような成績が残せていない。今シーズンも、現時点で打率0.240、三振率31%と低調だが、ハードヒット率はとても高くなっている。後半戦に期待したい。

表3 ハードヒット率ランキング(7月14日時点)

150打席以上の選手を対象

大谷のハードヒット率は、48.5%で32位となった。決して悪い数字ではないが、開幕当初、打撃が低調であったことも影響し、昨シーズンの53.6%よりも低い数字となってしまっている。しかし、第20号本塁打も177.3キロと非常に高速な打球であった。最終的には昨シーズン以上の数値を記録することも十分あり得るだろう。
参考:打者大谷翔平の開幕から1ヶ月を分析!打球速度と打球角度が低下?

今シーズンの打撃タイトルは誰の手に?

ここまで、「打球速度」や「ハードヒット」という指標を用いて、メジャーリーグ前半戦に活躍を見せた打者を振り返った。スタントンやジャッジなど昨シーズンと同様にランクインする選手もいれば、新しくランキングに名を連ねた選手もいた。シーズン終了時にタイトルを獲得する選手は誰になるのか。

スタンダードプランに登録無料すると

記事の続きや、コメントを読むことができます。

Baseball Geeks編集部