【ミニコラム】MLB週間打球速度ランキング(2018/7/24~30)
先週からお伝えしている週間打球速度ランキング。トレード期限を前に移籍も活発になってきている。先週ランクインした選手や大谷翔平はどんな打撃をみせたのか。今週もランキング形式で見ていこう。
前回ランキング記事:【ミニコラム】MLB週間打球速度ランキング(7/18~23)
先週ランク外の選手たちが続々ランクイン!
25日に9号ホームランを放った大谷は11位に位置付けた。先週と比較すると打球速度が急上昇している。打率こそ下がってきているものの、このような打球を安定して放てれば、まだまだ活躍が期待できそうだ(表1)。
順位 | 名前 (チーム) | 平均打球速度 (km/h) |
---|---|---|
1 | G.スタントン (ヤンキース) | 157.1 |
2 | M.チャップマン (アスレチックス) | 156.9 |
3 | S.ペレス (ロイヤルズ) | 156.8 |
4 | J.アルファーロ (フィリーズ) | 156.5 |
5 | J.アブレイユ (ホワイトソックス) | 156.2 |
6 | R.オドーア (レンジャーズ) | 155.8 |
7 | J.デービス (アストロズ) | 155.8 |
8 | R.ブラウン (ブリュワーズ) | 155.7 |
9 | B.ゾブリスト (カブス) | 152.7 |
10 | M.トラウト (エンゼルス) | 152.7 |
11 | 大谷翔平 (エンゼルス) | 152.4 |
※10打球以上。メジャーリーグ平均は139.9キロ
また、今週(7/24~30)の平均打球速度第1位はヤンキースのスタントンだった。スタントンは最近7試合で打率1割台と苦しんでいる。しかしながら、打球速度ランキングでは上位だ。なぜこのようなことが起きたのだろうか。それは、最高打球速度のランキングに秘密があった。
最高打球速度1位は脅威の191キロ!
今週(7/24~30)の最高打球速度1位は191.5キロを記録したスタントンだった。しかしスタントンは191キロの打球以外に限ると平均打球速度は147キロだった。もちろんメジャーリーグ平均より速かったものの、ランキングに入る結果ではなかった。つまり、スタントンは完全に調子を取り戻したわけではなかったのだ。
とはいえ、今週1位となった打球は、本塁打王を獲得した昨年に匹敵するような打球であり、これをきっかけに復調をみせてほしい。
順位 | 名前 (チーム) | 最高打球速度 (km/h) | 日付 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1 | G.スタントン (ヤンキース) | 191.5 | 7/28 | 単打 |
2 | N.クルーズ (マリナーズ) | 188.3 | 7/25 | 内野ゴロ |
3 | J.ギャロ (レンジャーズ) | 187.5 | 7/28 | ホームラン |
4 | M.チャップマン (アスレチックス) | 185.6 | 7/26 | 三塁打 |
5 | J.マーティ (エンゼルス) | 183.8 | 7/24 | 内野ゴロ |
6 | J.アルファーロ (フィリーズ) | 183.6 | 7/24 | ホームラン |
7 | J.アルファーロ (フィリーズ) | 183.1 | 7/26 | 単打 |
8 | M.チャップマン (アスレチックス) | 183.1 | 7/26 | 三塁打 |
9 | J.アブレイユ (ホワイトソックス) | 182.7 | 7/26 | 内野ゴロ |
10 | 大谷翔平 (エンゼルス) | 182.2 | 7/28 | 二塁打 |
10位には大谷がランクイン。182.2キロは自己最速の打球速度だった。さらに、25日のホワイトソックス戦では9号ホームランを放ったが、飛距離およそ136mの特大弾となった。このときの打球速度は177.7キロをマークしていた。
大谷翔平第9号ホームラン
トレード期限を迎え、駆け込みトレードも続いている。
優勝争いの後半戦に向けて、打球速度をはじめとしたさまざまなデータに注目していきたい。
Baseball Geeks編集部