【2020年】Baseball Geeksで話題になった打撃理論記事とは!
- 目次
- 重いバットは逆効果?スイング速度への影響とは
- 強打者の定義に一石を投じる「バレル」という指標
- これまで常識だった「上から叩け!」を見つめ直す
- 主観的な指導言語を洗練させる!
- 本当に日本人にフライボール革命は起こせないのか?
これまでBaseball Geeksでは、スポーツ科学の観点から明らかになった情報を数多く発信してきました。そこで今回は、昨年多くの読者から反響をいただいた打撃理論記事を、ランキング形式で5つご紹介します。オフシーズンの今だからこそ、選手や指導者の皆さんに読んでいただければと思います!
重いバットは逆効果?スイング速度への影響とは
第5位は、『重いバットで素振りをするとスイング速度は低下!?データで検証 』です!
野球の試合では打席に入る前、ルーティンとして重いバットを振る打者をよく目にします。このような重いバットでの素振りによるウォームアップは、打撃パフォーマンスにどのような効果があるのでしょうか。この記事では、野球の打撃動作を専門に研究されている森下義隆さんに、素振りのウォームアップ効果が直後のスイング速度に及ぼす影響について、スポーツ科学の観点から解説していただいています!
強打者の定義に一石を投じる「バレル」という指標
第4位は、『注目の指標バレルとは?打球速度と打球角度の重要性 』です!
野球界ではデータ活用が盛んになったことで、長打を打つために最適な打球速度と打球角度が明らかになっています。そこで、日本でもフライボール革命とともに浸透しつつあるのが「バレル」と呼ばれるセイバーメトリクス指標です。こちらの記事を読むことで、多くの選手がこの指標の意義を理解し、どのような打者を目指すべきなのかを見つめ直すきっかけになればと思います!
これまで常識だった「上から叩け!」を見つめ直す
第3位は、『上から叩くな!新しいスイング理論 』です!
「上から叩け!」このような指導をされた野球経験者は多いのではないでしょうか。ですが、近年広がりをみせているフライボール革命からもわかるように、アッパースイングやフライボールの重要性が再認識されるようになりました。こちらの記事では、トラッキングデータやバイオメカニクスの観点から、打者はどのような打球を目指すべきなのか、それを叶えるためにはどのようなスイングを獲得するべきなのかについて考えます。現役選手だけでなく指導者の方々にもご一読いただきたい記事となっています!
主観的な指導言語を洗練させる!
第2位は、『ヘッドを立てるってどういうこと?打球角度との関係に迫る! 』です!
野球の指導現場でよく耳にする「ヘッドを立てる」という言葉ですが、実際にヘッドがグリップよりも高い位置でスイングされることはありません。重要になるのは、「ヘッドを立てるような感覚」でスイングするということ。では、ヘッドを立てた意識でバットを振ることにはどのような役割があるのでしょうか。こちらの記事でもバッティングの専門家である森下さんに、スポーツ科学の観点からこの主観的な指導言語について解説していただいています!
本当に日本人にフライボール革命は起こせないのか?
そして、昨年Baseball Geeksで最も読まれた打撃理論記事は『フライボール革命は日本人にも可能か?長打量産に必要なものは? 』でした!
なぜフライボール革命は日本のプロ野球では起きないのでしょうか。比較的体格が小柄な日本人にはフライボール革命は難しいと考える人も多いかもしれません。しかし、この記事を読み終えたあとには、多くの選手や指導者が長打や本塁打を打つことへの可能性を見出すことができるでしょう。体の大きさを言い訳にせず、日本人選手のフライボール革命について考えるきっかけになればと思います!
今年もBaseball Geeksをよろしくお願いいたします!
今回は、昨年の人気打撃理論記事を5つご紹介しました!どの記事も、これまで常識と考えられてきた定説を覆すような内容ばかりです。是非この機会に、野球の新常識をインプットしてただき、これからのプレーに活かしてほしいと思います!
Baseball Geeks 編集部