Geeksウェビナーの詳細はこちら

詳細



0 件
プロ野球

【CS2022】西武のCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】甲子園優勝投手の2人で勝利を目指す
【打者編】山川穂高・森友哉の活躍が鍵
ファーストステージ突破なるか

72勝68敗3分という成績で、今シーズン3位で終わった西武。8日にはいよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。今回は、西武の今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。

【投手編】甲子園優勝投手の2人で勝利を目指す

まず、先発投手について見ていく(表1)。
報道では、初戦は髙橋光成、第2戦は今井達也がCSで登板予定と明言されている。チームで唯一規定投球回に到達した髙橋光成は防御率2.20、自身最多である12勝をマークした。ソフトバンク戦では防御率2.52、被OPS0.730、オリックス戦は防御率1.77、被OPS0.557と好成績を残している。チームのエースとして大事な初戦をモノにしたい。
2戦目に登板予定の今井は怪我などによる離脱期間が長く、自己最小の9試合のみの登板に終わった。しかし、自身2度目の完封勝利や9月28日の楽天戦でみせた8回無失点の好投など素晴らしい投球を披露している。今シーズン唯一登板した7月29日のソフトバンク戦では6回2失点で勝利投手となっている。ファイナルステージへと望みをつなぐことができるのだろうか。

表1 CSで先発登板が予想される投手の今シーズンの成績

リリーフ投手についてみると、平良海馬、水上由伸、増田逹至の3人が50試合以上に登板した(表2)。
平良は防御率1.56、登板数もリーグトップタイと大車輪の活躍をみせた。対ソフトバンクの成績は防御率2.45、被OPS0.406と好成績だ。ソフトバンクにとって大きな壁となるだろう。
水上は昨シーズンに支配下登録となったルーキーだが、今シーズンは60試合に登板し、平良と並んで最優秀中継ぎ投手賞のタイトルを獲得した。対オリックスの成績は防御率0.84、被OPS0.454と非常に相性が良い。ファイナルステージに進出できた場合、活躍に期待できそうだ。

表2 今シーズン登板数TOP5のリリーフ投手の成績

ソフトバンクと相性が良いのは宮川哲・本田圭佑だ。宮川はソフトバンク戦で防御率1.08、被OPS0.643本田は防御率0.00、被OPS0.252と相性が良いといえる。相性によって起用が変わるのかも、短期決戦の楽しみ方の一つだろう。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~5月編~

【打者編】山川穂高・森友哉の活躍が鍵

次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、大きくプラスとなったポジションは捕手・一塁手のみであった。主に出場したのは、森友哉(捕手)・山川穂高(一塁手)である。山川はソフトバンク戦で打率0.329、OPS1.113を記録、森も打率0.310、OPS0.859と相性が良い。CSファーストステージのキーマンになるといえるだろう。
参考:【パ・リーグ】7月のポジション別OPSを分析!楽天打線が絶好調!

表3 今シーズンのポジション別OPS(上段は今シーズン、下段は9月以降のデータ)

一方で、二塁手・左翼手・中堅手・右翼手はウィークポイントとなってしまっている
主に出場していたのは外崎修汰(二塁手)・オグレディ(左翼手)・鈴木将平(中堅手)・愛斗(右翼手)である。ソフトバンク・オリックスともに、相性の良い選手は山川・森がトップ2であり、他に突出している選手がいない。短期決戦で力を発揮することはできるだろうか。

ファーストステージ突破なるか

ここまで、西武の今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は、2位ソフトバンクとは10勝14敗1分、1位オリックスとは14勝11敗。ソフトバンクとの相性は決して良くないが、オリックスには勝ち越している。髙橋・今井でまずはファーストステージを突破し、2008年以来の日本シリーズ進出・日本一を目指す。

スタンダードプランに登録無料すると

記事の続きや、コメントを読むことができます。

Baseball Geeks編集部