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プロ野球

【CS2022】ソフトバンクのCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】エース千賀と西武の相性は?
【打者編】打てる遊撃手の今宮健太が鍵
まずはファーストステージ突破へ

76勝65敗2分でレギュラーシーズンを終えたソフトバンク。最終成績はオリックスと全く同じ数字だが、直接対決の差でわずかに優勝を逃した。
8日からいよいよCS(クライマックスシリーズ)が幕を開ける。そこで今回は、ソフトバンクの今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。

参考:【CS2022】西武のCS注目ポイントを紹介!

【投手編】エース千賀と西武の相性は?

まず、先発投手についてみていく(表1)。
報道によると、CSでは、千賀滉大・東浜巨・石川柊太の順で先発予定なようだ。チームで唯一規定投球回に到達した千賀滉大は、コロナでの離脱もある中で11勝をマーク。防御率も1.94と、まさにエースといえる活躍をみせた。しかし、西武戦での成績は防御率3.16、被OPSも0.634と相性が決して良いとはいえない。CSファーストステージでの結果はどのようになるだろうか。

一方、西武と相性が良いのは東浜・石川だ。5年ぶりに二桁勝利を達成した東浜は対西武戦の被打率0.183、被OPS0.510と好成績である。石川も被打率0.190、被OPS0.541と非常に良い数字を残している。西武キラーともいえるこの2人がファーストステージ突破のポイントになるかもしれない。

表1 CSで先発登板が予想される投手の今シーズンの成績

リリーフ投手についてみると、嘉弥真新也・藤井皓哉・モイネロ・津森宥紀らが50試合以上登板している(表2)。特に、嘉弥真・藤井・モイネロは防御率がチームトップ3の好成績だ。また、藤井・モイネロは西武に対する相性がいい。対西武戦の被打率をみてみると藤井は0.111、モイネロは0.150と抑え込んでいる
また、津森・嘉弥真は対オリックスの防御率が0.000と完璧に抑えている。ワンポイントでの出場かもしれないが、中継ぎ陣が脅威であることに違いない。

表2 今シーズン登板数TOP5のリリーフ投手の成績

【打者編】打てる遊撃手の今宮健太が鍵

次に、ポジション別OPSから打者についてみていく(表3)。
シーズンを通してみると、二撃手・遊撃手・中堅手・右翼手・指名打者を筆頭に全体的にリーグ平均以上のポジションが目立ち、多くのポジションでプラスを作ることができていたことがわかる。特に、遊撃手の0.809は他チームと比較しても群を抜いている。主に出場していたのは今宮健太であり、打率も.296とチームトップだ。対オリックス戦でのOPS0.948と相性も良い。打てる遊撃手の存在は強みだろう。

参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~8月編~

表3 今シーズンのポジション別OPS(上段は今シーズン、下段は9月以降のデータ)

3位の西武に対して相性がいいのは、川瀬晃(OPS0.921)、牧原大成(OPS0.879)、正木智也(OPS0.794)らだ。特に、牧原は西武戦での打率が.348と非常に相性が良いといえるだろう。ここぞという場面での活躍に期待がかかる。

また、1位のオリックスと相性が良い打者は柳田悠岐(OPS0.981)、三森大貴(OPS0.811)・中谷将大(OPS0.804)らだ。レギュラーシーズンの借りを返すには、これらの選手の活躍が必要となるだろう。

まずはファーストステージ突破へ

ここまで、ソフトバンクの今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。レギュラーシーズンでの対戦成績は、3位西武とは14勝10敗1分、1位オリックスとは10勝15敗。西武には勝ち越しているため、まずはファーストステージを突破することでファイナルステージ、そして日本シリーズへの切符をつかみたい。

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Baseball Geeks編集部