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プロ野球

【CS2021】今シーズンの阪神とCS注目ポイントを紹介!



目次
【投手編】ケガから復帰の髙橋遥人の投球に注目!
【打者】外野手陣に注目!
レギュラーシーズンのリベンジなるか!

前半戦は圧倒的な強さで首位を独走していた阪神。しかし、後半戦では勢いに乗るヤクルトに首位を明け渡し、レギュラーシーズンは77勝56敗で惜しくも2位となった。今日(6日)からいよいよCS(クライマックスシリーズ)が開幕する。今回は、阪神の今シーズンの戦いと、CSのポイントとなりそうな選手を紹介していく。
参考:【CS2021】今シーズンの読売とCS注目ポイントを紹介!

【投手編】ケガから復帰の髙橋遥人の投球に注目!

まず、先発投手についてみていく(表1)。
今シーズンの阪神は、青柳晃洋・伊藤将司・秋山拓巳の3人が10勝以上あげ先発ローテーションの軸として活躍した。特に、プロ1年目の伊藤将司は、規定投球回に惜しくも届かなかったが阪神先発陣トップの防御率2.44を記録し、CSでも目が離せない。
CSファーストステージ対読売戦の初戦は髙橋遥人が登板予定だ。髙橋は、ケガにより今シーズン出遅れたが、シーズン終盤に復帰した。今シーズンの読売戦は9月25日は5安打完封、10月14日は7回1安打無失点と好投をしている。登板数は少ないものの防御率1.65と安定した投球をみせており、日本シリーズ進出、日本一へのカギとなる選手となるだろう。
参考:【ドラフト特集2021】セ・リーグ各球団の現状とドラフトを振り返り!

表1 CSで先発が予想される投手の今シーズンの成績。

リリーフ投手をみると(表2)、岩崎優とロベルト・スアレスが62試合に登板。岩崎が44ホールド、スアレスは42セーブをあげセ・リーグのセーブ王となった。今シーズンの対読売戦では、スアレスと岩貞祐太が防御率0点台と圧倒的な成績を残しておりこの2人は相性は抜群だ。一方、対ヤクルトでは3人ともにあまり良いとは言えず、強力ヤクルト打線との対決でどのような投球を見せるか注目だ。

表2 今シーズンの登板数TOP3のリリーフ投手の成績。

【打者】外野手陣に注目!

次に、ポジション別OPSから打者をみていく(表3)。
阪神は、外野手で大きくプラスとなっている。シーズンを通して主に出場していたのは、ジェリー・サンズ(左翼手)・近本光司(中堅手)・佐藤輝明(右翼手)だ。セ・リーグ最多安打となった近本はシーズン終盤の試合で負傷によりCSでの出場が危ぶまれている。昨日(5日)の練習試合にも参加しておらず近本なしでのCSは、大きな痛手だ。
また、佐藤は前半戦好調だったものの後半戦に入り調子を急激に落とし、好調とはいえないがCSでの奮起に期待したい。年間のOPSでリーグでも高い値を記録した外野手陣だがシーズン終盤での不調が目立ち特に、右翼手でリーグ最低の値となってしまった。
一方、10月の打率が.294のロハス・ジュニアや先日の練習試合で本塁打を放ったサンズ、OPSが対読売では.842、対ヤクルトでは.958を記録しCSでの対戦相手を得意としているジェフリー・マルテら助っ人陣の奮起に期待がかかる。また、矢野監督の助っ人陣の起用法にも注目したい。
参考:【セ・リーグ】7・8月のポジション別OPSを分析!激戦首位争いヤクルトの3選手に注目!

表3 ポジション別OPS(開幕から10月19日までのデータ)

打線のカギとなるのは、大山悠輔(三塁手)だ。9月・10月の月間打率は.300を超えており好調を維持している。また、対読売戦ではOPSが0.839。対ヤクルト戦でのOPSが1.033(チームトップ)だ。優勝を逃したシーズン最終戦で流した涙を力に変えることができるか大注目だ。また、セ・リーグ盗塁王を獲得し、プロ1年目ながらも大活躍をみせた中野拓夢(遊撃手)にも目が離せない。
参考:ピタゴラス勝率から振り返るプロ野球~7・8月編~

レギュラーシーズンのリベンジなるか!

ここまで、阪神の今シーズンと、CSの注目選手を紹介した。阪神は、レギュラーシーズンで読売(13勝9敗)、ヤクルト(13勝8敗)ともに勝ち越している。特に、対読売戦では4連勝でシーズンを終えておりレギュラーシーズンの勢いのままにCSを制することができるか。楽しみだ。

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Baseball Geeks編集部