【オリンピック野球】ドミニカ共和国代表と注目選手を紹介!元トロント・ブルージェイズの主砲バティスタに注目!
東京オリンピック開幕まで1週間となった。侍ジャパンの初戦は、7月28日に福島市の県営あづま球場で行われ、対戦相手はドミニカ共和国代表である。ドミニカ共和国は、メジャー選手を多く輩出し、WBCで優勝経験もある野球強豪国だ。今回の代表にC.C.メルセデス(読売)、エンゼル・サンチェス(読売)、ホアン・フランシスコ(元読売)ら日本球界経験者も選出された。今回は、ドミニカ共和国代表と注目選手について紹介していく。
参考:【オリンピック野球】韓国代表と注目選手を紹介!オ・スンファンも緊急招集!
ドミニカ共和国ってどんなチーム?
今までの国際大会の戦績は?
WBCでは、2013年大会でホセ・レイエス(メッツほか)やエドウィン・エンカーナシオン(ブルージェイズほか)らメジャー選手を擁して優勝している。
オリンピックは1992年のバルセロナ大会以来の29年ぶりの出場となった。
日本との対戦歴は?
ドミニカ共和国は過去2回、日本と対戦している。直近では、2015年プレミア12の1次ラウンドで対戦しており、7回に中田翔(日本ハム)のタイムリーで勝ち越し、接戦のすえに4-2で日本が勝利している。
※参照:2015年プレミア12(NPB試合結果)
2015 WBSC プレミア12
注目選手を紹介!
ホセ・バティスタ(外野手・指名打者)
メジャー好きの方には、馴染みのある選手だろう。主にトロント・ブルージェイズで活躍し、メジャーで約15年プレーした選手だ。オールスターゲーム6度選出、本塁打王2回(2010、2011)、シルバースラッガー賞3回(2010、2011、2014)など、数々のタイトルを獲得してきた。
メジャー通算344本塁打を放っており、本塁打を量産する強打者である。特に注目なのが、バットフリップと呼ばれるバットを投げるパフォーマンスだ。
- ホセ・バティスタ(José Bautista)
1980年10月19日生まれ(40歳)、右投右打
トロント・ブルージェイズほか(2004ー2018)
【メジャー通算】 1798試合 打率 .247 344本塁打 975打点
オールスター6回(2010、2011、2012、2013、2014、2015)、アメリカン・リーグ本塁打王2回(2010、2011)、シルバースラッガー賞3回(外野手:2010、2011、2014)、ハンク・アーロン賞2回(2010、2011)
ブルージェイズ時代の2015年アメリカン・リーグディビジョンシリーズ 対レンジャース戦 第5戦での3点本塁打
メルキー・カブレラ(外野手)
2005から2019年までヤンキースなどで活躍した元メジャーリーガーだ。ヤンキース在籍時は、松井秀喜と同僚であった。2012年は、サンフランシスコ・ジャイアンツに所属し、その年のオールスターでオールスターアメリカリーグ最優秀選手賞に輝いた。また、2009年にはサイクル安打を達成している。
- メルキー・カブレラ(Melky Cabrera)
1984年8月11日生まれ(36歳)、左投両打
ニューヨーク・ヤンキースほか(2005ー2009)
【メジャー通算】 1887試合 打率 .285 144本塁打 854打点
オールスター1回(2012)、オールスターナショナルリーグMVP(2012)、サイクル安打1回(2009年8月2日)
サイクル安打(2009年8月2日)
フリオ・ロドリゲス(外野手)
2017年に、シアトル・マリナーズと契約した現在20歳の外野手だ。まだ、メジャー出場はないがマリナーズの傘下球団に所属しマイナーリーグで活躍している。2021年のMLBプロスペクトランキング(若手有望株選手ランキング)では、全体5位となっており、将来のメジャースーパースター候補だ。
※MLBプロスペクトランキング2021
Prospect Rankings2021
- フリオ・ロドリゲス(Julio Rodríguez)
2000年12月29日生まれ(20歳)、右投右打
マリナーズ傘下(2018ー)
マイナーリーグ通算 181試合 打率 .321 24本塁打 130打点
フューチャーズゲーム(若手オールスター)1回(2021)
2021年スプリングトレーニングでの打席
元メジャーリーガー擁するドミニカ共和国!金メダルなるか?
今回は、ドミニカ共和国代表とドミニカ共和国の注目選手を紹介してきた。
実績十分の元メジャーリーガーや多くの日本球界経験者を擁するドミニカ共和国。グループリーグでは、日本とメキシコの2か国と相対することが決まっている。ベテランと若手の融合がどこまでうまくいくのか、そしてどんな戦いを見せるのか要注目だ。
Baseball Geeks編集部